子宮筋腫と一緒に妊娠&出産⑬!~赤ちゃんが低血糖に!?~

『張り止めの点滴』が赤ちゃんに影響する…

妊娠35週になると、先生から「手術日を早めるかも」と言われました。私の帝王切開は難しい手術でどの先生でも出来るわけではないので、予定帝王切開にして執刀医が手術できるのが一番だということでしょう。緊急帝王切開ともなると、その時の当直の研修医の先生が執刀する場合もあります。私の主治医は研修医の方だったのですが、「僕はこの手術は自信ない」と言っていました。手術予定日は『37週の5日目』だったのですが、「36週か37週の前半に手術予約が空いていたら早めるかも」と言っていましたね。

それから助産師さんには、手術ギリギリまで点滴をするので、赤ちゃんが低血糖になる可能性があると言われました。退院日までに治れば一緒に帰れるけど、治らなかったら赤ちゃんだけ帰れないと。その場合は、赤ちゃんが治ったら私も再度また入院して『2泊3日の母子同室をする』と言っていました。赤ちゃんを育てる特訓ですね。退院日から間もなく赤ちゃんも退院できそうなら、私はそのまま入院しておいて赤ちゃんと一緒に帰ってもいいと言われました。その場合は赤ちゃんの費用は掛からないので、費用は私の個室代だけだと。食事はでないので病院内のコンビニで調達です。

赤ちゃんと一緒に帰りたいと強く願っていましたが、産まれてみたら低血糖だったものの、確かミルクを飲ませたらすぐ治ったと言われました。症状が軽くて良かったです。もちろん一緒に退院できました。

そして外来時の主治医だった、私の難しい帝王切開を執刀する偉い先生の『腹部エコー』も久しぶりにありました。この医学博士の先生によると私の赤ちゃんは「子宮筋腫と上手く共存して大きく成長している」と。この35週で推定2600gぐらいあったと思います。良い子がお腹に入ってくれたな!と嬉しく思いましたね。それから子宮筋腫の位置を確認して、「帝王切開ではへその上を切開してお腹の子を出す」と言われました。

末期レベルの『いぼ痔』をお披露目

エコー後には入院してから初めての内診もありました。そこでついに巨大化した痔をお披露目か…と。一応研修医の先生には内診前に、”お腹が大きくなるにつれて痔が悪化している”旨は伝えました。先生は「妊婦さんはみんなそうだよ。」と言っていました。

内診の結果の方はというと、医学博士の先生によると「後ろの子宮筋腫が産道を塞いでいる」と。この時点で帝王切開が決定しましたね。

それからこれでもかというほどに悪化した痔を見た入院中の主治医だった研修医である若い男性医師は、いつもと変わらない態度でした。本当に痔なんて見慣れてるのかなと思いましたね。その中でもおそらく一番ひどい状態だったとは思いますが…。翌日も私の病室に来ていつものように「元気?」と友達のように聞いてくれました。

助産師さんは毎日交代で変わるので、”毎日のように会う”のは先生だけでした。私の天然の発言で爆笑したりと先生が気を抜いてくるので…私も先生の前では結構気を抜いていましたね。入院してから最初の方は、内診があるから仲良くなっては気まずくなる!!と思って距離を置いていたのですが…入院途中からはもうお互いため口で喋ってました。

ゆるい先生で、私が病院食がまずくて食べれない為に太れなくて悩んでいた時には、「お菓子食べれば?(食べ過ぎなければ食べていいよ)」や「(味がないと不満を言った病院食のチャーハンに)塩かければ?」と言ってくれたおかげで気が楽になり、その後いろいろ食べてみて順調に体重を増やすことが出来ました。私の長くて順調な入院妊娠生活を支えてくれたのは先生でした。とても感謝しています!!