産後はまさに、『象の足』…!!
術後の『フットポンプ』、私はこれを軽視していました。「夜寝るときに付けてね」と助産師さんに言われたのに、私は面倒くさがって付けずに寝ました。血栓予防のために重要だとは知らず…。足がむくんできてから焦って「フットポンプをしたい!」と言っても、「フットポンプは術後だけで、もう使えない。」と言われました。
「なんで面倒くさがったんだ、私…!」と激しく後悔。寝ながら足首を動かしたりしていたので、フットポンプを使わなくても大丈夫だと甘く考えておりました。思い返してみると、術後1日目に水分を点滴で補給していたのに→体はあまり動かせない。きっとそれでむくんでしまったのでしょう。
排泄の大の方も術後3日目にはあって、手術の合併症なく順調だったけど…むくみだけには悩まされました。そういえば術後当日、翌日までかな?は目までむくんでたっけ。恐ろしい。
その後、病室に来た先生に「むくみがひどい!象の足みたい。」って言ってみたものの…「象の足には見えない」って言われたので、驚いて「見えない?」「象には見えん」「え?」といったやり取りに。そこにちょうど昼食を運んで来た助産師さんも加わり「元々細いからね~!」って助産師さんが私に言うと、先生も「そう、元々が細いからね~!」って共感。まあ確かに、つわりで激やせしてから人生で初めての美脚になっておりましたが。
でも明らかにむくんでいたので…「術後のむくみってこんな感じ?」って助産師さんが退場してからもまだしつこく食い下がると、先生がひざ下を触って確認。しかしやはりむくみ無しの模様。さらに「動いてる?」と確認される。多分4か月もの長い間、私の病室に来たときに私がベッドの上で座ってたことがほとんどだったから。でも母子同室2日目で世話をするために産前よりも私は動いていたので、元気よく「動いてる!」と返事。先生は問題なしと判断し、いつの間にか他の話題に移り…むくみの話はなかったことに。
それから術後4日目に術後初めてのシャワーを浴びれた日に(術後3日目に本当は入れるのですが私は帝王切開時に出血多量だったので貧血がひどく、4日目に入れました)手術前から履いていた弾性ストッキングを脱いで、その時から退院までずっと履いていなかったのですが…ひどいことになりました!弾性ストッキングの上で止まっていたむくみがつま先まで!!まさに象の足!!!
でももう家に帰ったらフットポンプがあるので、家で治そうと思って先生には言わなかったのですが…甘くみておりました。産後のむくみってなかなか治らないんですね!むくみすぎて、立ち上がるのもきつかったです!!人生で初めてのひどいむくみ。恐るべし!!
そういえば産後は退院してからも飲んでいた『痛み止め』の副作用にむくみが出ると書かれていたので、それも作用したのかと思っております。結局良くなったのは、2週間検診ぐらいの頃でしょうか。ふくらはぎマッサージとかやってだんだん良くなりましたね。本当にキツかったです。無事に治って良かった…!!
産後の恥ずかしい『ナプキン交換』…
帝王切開は手術なので、普段では自分で出来ることを助産師さんにしてもらうことに。産前に『下の毛を剃る』のもその一つだったのですが、産後のナプキン交換もそうでしたね。恥ずかしい初体験の数々で私の精神もだいぶ強くなりました。
高額出費の『入院&出産費用』!!
個室に4か月近く入院した、私の入院・出産費用は『高額療養費制度』と『出産育児一時金の医療機関直接支払制度』を利用して…
①まず妊娠してから入院まで、産婦人科での診察や薬局(鉄剤を処方されていたので)に支払ったのが14,694円。
②そして退院時に支払ったのがなんと1,770,042円!!
その内で保険診療分が505,482円。
自費で払ったのは室料だけでも1,380,000円!他には、分娩介助料233,000円&新生児管理保育料43,760円&産科医療補償制度12,000円&先天性代謝異常症検査4,500円&その他(出産証明書等)11,300円。
③それから入院着が18,870円でした。
大部屋だったら、390,042円の支払いで済んだけれども…コロナ渦だし、ストレスに弱い私には必要経費だったのでこれで良し。他の病棟ではクラスターが発生したにもかかわらずコロナにかからなかったし、『妊娠22週切迫早産』での約4ヶ月という長期入院で精神的に限界になりながらもなんとか持ち堪えられたのは個室のおかげです。終いには助産師さんに、「この病室は私の部屋みたい」と言われていました。そのぐらいリラックスしているようにみえたのでしょう。
…さて次回は、『産後の子宮筋腫の行く末』について紹介したいと思います。