やっぱり内診台なんて大嫌い!!
手術時の傷口から出血…。
手術翌日に先生が病室に来た時に、「今日は助産師さんに歩かされると思うけど」と言われ…「寝返りも出来ないのに、立てるかな~」ってさっそく愚痴ってました。この主治医の先生にだけは弱音を吐けていましたから。一方で助産師さんには一度も愚痴らなかったです。だから助産師さんには「文句も言わずに、頑張り屋さん!!」って褒められていましたっけ。
あと先生が「診察もあるから」って言ったので、「…あっち(病室から遠い診察処置室)まで歩くの?」と驚いて聞いたら頷くので「鬼…」と言いたかったけどそこは我慢しました。
午後になると術後初めての食事である昼食を食べました。この時に初めてベッドを起こしたのですが、上体も一緒に起こすのでもうお腹が痛くて痛くて…。これが術後初めての試練でしたね!!
そして昼食後もひたすらに寝て静養していたら、病室に来た助産師さんについに立ってみるように言われました。そこでまずはとてもとても痛い『ベッド起こし』をゆっくりと行い、意を決して恐る恐る立ち上がってみると…「あ、立てる!私、縦の動きいけます!!あ、歩ける!もう独り立ちできそうです!!」ってな感じでした。腹筋を使わず、足の筋肉を使う『縦の動き』はぜんぜん大丈夫でしたね。もちろんトイレもいけました。ダメなのは…寝返りとベッドに横になったり、起きたりといった腹筋を使う動きでした。
そんな感じで無事に歩けたら助産師さんから先生に連絡がいき、それからすぐに診察となりました。先生の話とは違って、病室から診察室までは車椅子で送迎してくれました。
診察室に入ると、車椅子を降りて内診台へ。そこでもう先生が内診台の前にいるのが見えました。「ん?もういるのか。相変わらず早いな。」…その時は産後だったので、『産褥ショーツ』にオムツみたいな『産褥ナプキン』を付けていました。なのでショーツを付けた状態で足が開脚して、助産師さんが股部分のショーツとナプキンを開くという一部始終を先生に目の前で見られました…。しかも尿管もまだ挿した状態…。これも無になって乗り切りました。
そしていざ内診が始まると、「結構、出血してるね~!これ縫わんと治らんわ!」と。どうやら手術中に切れてしまったと聞かされていた膣の傷口が深かった模様。「簡易的な止血処置をしているので、傷口はもう大丈夫だと思います。」と言われていたのに…。
『巨大イボ痔』にスポットライト…。
私はもちろん驚いて「縫うの?」と聞いたら、「縫う!」と。「麻酔して?」と続けて聞くと「麻酔せずに!」と…。「え?マジで?」と思わず言ってしまいました。さらに「普通分娩の妊婦さんも麻酔せずに縫ってるから」って言われて、再度「え?マジで?耐えられるかな…。」と怖がる私。一針だったらなんとか耐えられるかもと、淡い期待を抱き「一針?」と聞くと「ん~出来るだけ少なくはしたいと思ってるけど…」と。何針も縫われるのか…!!
そうやって恐怖に襲われているところに、先生が手術室かと思うほどの眩しいライトをセット。「巨大イボ痔に眩しすぎるライトを当てるのは止めてくれ!!」とさらに打ちのめされる私。準備が終わった先生が「縫うよ!」と言うので「止めて!!」って心の中で叫び、「え…え…」と足を無意識に閉じようとする私の片方の内股を先生が腕で止めて処置が始まりました。
しばらくすると先生が「刺してるけど、痛くないでしょ?」と言うので、「刺した?痛くない!!」…なんと気が付かない程でした。それからは安心して縫われていると、「イタタタタタタタ!」と痛みが。先生が「もう下より上(帝王切開の傷口)の方が痛いでしょ?」て勘違いして言うから、「下の方が痛い!!」とすぐ訂正。実は最初に内診台が上がって開脚する時に、帝王切開の傷が痛くて悶絶していたので…。
何はともあれ、無事に止血したみたいなので良かったです。ちらっと見えた先生の手袋に私の血がいっぱい付いていて…そんなに出血してるの?と思ったので。ナプキンにもいっぱい血が垂れたみたいです。先生の私服のズボンにも…。
さて次回も、帝王切開の術後について紹介したいと思います。